今回は、
ケアマネ1年目で一番きつかった事を書こうと思う。
あくまでも僕個人的な主観ではあるが…
誰かの参考になれば嬉しい。
なお、僕は介護福祉士時代
「介護老人保険施設(老健)」
で勤務していたので
他の施設形態とは、
また事情が異なるかもしれない。
また、全ての老健に当てはまる話でもないと思う。
ご理解の上で読み進めていただければ。
施設介護士→あんまり電話に出ない
老健で介護士として働いている方は
共感してくれるかもしれないが、
意外と、電話に出る機会はほとんど無い。
あっても他のフロアの介護士、看護師から
内線でかかって来る程度。
言わば同僚からの電話なので、
緊張感をもつ必要はまったく無い。
他の事業所や、市や町の機関とは
相談員や施設ケアマネが対応する。
看護的な話は看護師が対応する
利用者様に急変があって、
これら全て、看護師がしてくれていた。
看護的な内容は
介護士よりも看護師が伝えるほうが
相手に正確に伝わるので、
当然の流れだ。
介護士が対応する電話
利用者様のご家族からの電話
まれに介護士宛にかかってくる電話と言えば、
利用者様のご家族からの電話。
だが、それも
居室担当介護士が出勤していれば
基本的にはその者が対応するので、
必ず自分が対応するというわけではない。
かかってくる電話全体の内、
2割くらいだろうか。
事故報告
施設で勤務していると
転倒、転落といった事故が度々発生する。
その際、ご家族への報告が義務付けられている。
そして、その電話をするのは
基本的には発見者が行う。
あくまでも発見者なので、
看護師や自分以外の介護士がする事も多々ある。
事故も毎日発生するわけではないので、
そこまで電話の受話器を握ることはないのだ。
ケアマネになると
ところがケアマネジャーになると状況が一変する。
入職して間もなく
仕事用の携帯電話と名刺を支給される。
そして、その名刺を片手に
上司と共に色んな事業所に挨拶回りに行き、
自分の名刺を配りまくるのだ。
そして、相手の名刺をいただく。
名刺交換をした以上、
その相手から電話がかかってくる可能性が生まれる。
名刺にある電話番号を、
自分の携帯電話に登録していく。
自分の担当利用者様ができた時は、
初回のご挨拶で
自分の名刺をお渡しする。
「ご用があったらいつでもお電話くださいね」
とお声がけをしながら。
その結果…
利用者、家族、事業所、病院、包括支援センター…
とにかく色々なところから
電話がかかってくるようになる。
自分の携帯電話が鳴る
=自分宛の電話
なのである。
事務所でPC作業をしている時も、
固定電話が鳴るたびに
「これは自分が出ないといけない電話かもしれない」
そんな気持ちになる。
ケアマネになって初めて
「自分は電話スキルがほとんどないんだ」
と気づいた。
電話の緊張への対処法
着信音を適したものに選ぶ
電話が鳴ると、今でも少しドキッとする。
少しでも安心感を得られるよう、
着信音を
なるべくリラックスできるような音に設定している。
これが意外と効く。
呼吸を整える
電話をかける際には
話す要点をあらかじめ頭の中で
2回、3回繰り返し、
深呼吸をしてからかけるようにしている。
後回しにしない
かけにくい相手でも、後回しにせず
早めにかけたほうが良い事に気付いた。
かけてしまえば、気持ちが楽になる。
逆にかけないままでいると、
ずっと「嫌だなあ…」という気持ちを
抱えたまま過ごすはめになる。
押してしまえば楽になる
嫌な気持ちになるのは、
通話ボタンを押すまでである。
押してしまえば、
動き出したジェットコースターに乗っているがごとく、
話が勝手に進んでいく。
アントニオ猪木の言葉のように、
「行けば解るさ」と自分に呟いている。
知識武装
自分に知識や経験が身についていく内に、
徐々に動じなくなっている事にも気づいた。
どんな事でもそうだが、
自信を付けるには勉強が大切だ。
特定事業所加算
私の事業所では
「特定事業所加算」
を取得しているため、
平日の夜や休日でも、
仕事用の携帯電話を所持し、
かかってきたら対応しなければならない。
利用者様にも
「いつでも電話はつながります」
と説明しなければならない決まりだ。
時間外にどのくらい電話が鳴るのか
これが、意外と鳴らない。
高齢者の方々は、
「土日=ケアマネはお休み」
と認識していただいている方が多い。
もちろん、利用者様による。
精神的に不安定な方などは、
深夜だろうがお構いなしに電話してきて、
不安を訴える方もいる。
もちろんなるべくそういう事が起きないように
ケアマネジメントをするのが、
ケアマネの仕事である。
習うより慣れろ
ただ、少しずつ慣れてきたのも事実。
最初は「電話が鳴るだけで緊張する」
状態だったが
今は少しだけ、
落ち着いて対応できるようになった。
「習うより慣れろ」なのかもしれない。
それでも休日に、
いつ鳴るかも解らない携帯を持って過ごすのは、
仕事とプライベートの境界が、
少し曖昧になるような感覚はある。
ケアマネジャーの仕事では、
電話は避けて通れない。
いつか笑い話になる日が来る事を信じて。


コメント